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マイナ保険証のメリットとデメリットは?初診21円増に反発の声が!




2021年10月20日からマイナンバーカードを健康保険証として使える「マイナ保険証」の運用が始まっています。

4月から「マイナ保険証」を病院などで使う場合に、患者が窓口で支払う医療費の負担増について報道があり、反発の声が上がって話題となっています。

マイナ保険証については、患者側や病院側でメリットやデメリットがありますので、まとめてみました。




マイナ保険証とは?

マイナンバーカードを保険証として利用できるサービスとなります。

これまでの保険証(カードや紙)が無くなるわけではありませんので、慌てる必要はありません。

マイナンバーカード自体の普及率もまだ40%程度という事でマイナンバーカードを持っている人自体がまだ少なく、普及しているとはいえないと思います。

マインバーカードを保険証として利用するためには、以下の厚生労働省ホームページで詳細を確認ください。

厚生労働省「マイナンバーカードの保険証利用について」

https://youtu.be/NnHCDpGta_Y

 

マイナ保険証としては、2021年10月から本格運用が始まっていますが、現時点では使える病院や薬局は限られています。

政府としては2023年3月末までに概ねすべての医療機関と薬局で導入することを目標としています。




マイナ保険証のメリット

マイナ保険証の患者としてのメリットとしては大きく5つ上げられます。

ご自身にとってのメリットとなるか確認ください。

  1. 就職・転職・引越しをしても健康保険証として使える

    住所や、勤務先が変わった場合に健康症の切り替えが生じるために、手元に保険証がない期間が出てしまいますが、マイナバーカードはそのまま使えますので普段と変わらずに病院などにかかれます。

  2. 自分の特定健診、薬、医療費の情報が確認できる

    「マイナポータル」というサイトやアプリのマイページに、過去に受けた特定健診の結果や処方された薬などの情報が蓄積されて、自分の健康や医療に関する情報をいつでも確認できます。

  3. 同意をすれば医師や薬局に情報を共有できる

    自分の同意がある場合に、過去の特定健診や処方された薬の情報などを医師や薬局に共有する事が出来ますので、これまでかかっていた病院から情報をもらう必要はなくなります。

  4. 医療費控除が楽になる

    「マイナポータル」に医療費の情報が蓄積されるため、確定申告で医療費控除を申告する先に領収書を整理する必要がなくなります

  5. 高額医療費制度の対象となる支払いが楽になる

    これまで高額療養費制度を利用する場合は、自身で医療費を立て替えてから請求するか、限度額適用認定証を発行する必要がありました。
    しかし、マイナンバーカードを健康保険証利用し、情報共有に同意すれば、新たに手続きなどをしなくても高額療養費制度の限度額を超える医療費は自動的に免除されるようです。

病院側のメリットとしては、窓口で患者の住所などを手打ちする手間が省けて労力が減る事と、入力ミスが無くなるという事が言われています。

また、患者自身の同意は必要ですが、病院としては過去の医療情報が得られるのも診断の手助けになるのではないでしょうか?




マイナ保険証のデメリット

デメリットとしては大きく3つあります。

患者負担増としては、これまでの保険証よりも高くなるという事は理解できないですね、機器の購入費用を患者に負担させようという感じに取られてしまいます。

  1. 4月から窓口負担が変わる

    今回話題となっている初診料などのUpですが、以下となります。

    22年4月の診療報酬改定により、マイナ保険証で受診した患者の情報を活用した医療機関は1人につき月1回、初診時70円、再診時40円、薬局の調剤時30円の診療報酬を受け取れるようにした。公的保険で医療費の負担が3割の患者は、初診21円、再診12円、調剤9円の追加負担が生じる

  2. マイナンバーカード機能のスマホ搭載の対応時期が未定

    2022年を目処にマイナンバーカードの機能をAndroidに搭載できるよう、総務省で検討が進められていますが、まだ未定です。

    また、マイナンバーカード機能がスマホに搭載されても現時点ではマイナ保険証との連携は出来ていないということで保険証としては利用できないという話です。

  3. 利用できる医療機関が少ない

    マイナ保険証としては2021年10月から本格運用が始まっていますが、マイナ保険証が利用可能な医療機関や薬局は2022年3月20日時点で運用されているのは、約23万施設のうちの約14%ということです




初診料増に対する反発の声

マイナ保険証を使うことで4月からの患者負担増について、いろいろな声が上がってきています。

デジタル化する事で負担が増える事自体が理解できないという声や、普及させる気がないのでは?という声が多いですね。

 

 

 




まとめ

マイナ保険証で4月以降に初診として病院にかかった場合に、これまでの保険証よりも負担が増えるという事で話題となっています。

これまでの保険証も4月以降普通に使えますので、マイナ保険証のメリットとデメリットを見て、ご自身に合った形で取り組まれればいいかと思います。




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