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ミカ・ユッカラのプロフィール!厳しすぎる測定が高梨沙羅失格の原因?

ミカ・ユッカラのプロフィール





ミカ・ユッカラさんはフィンランド人で、北京オリンピックに男性マテリアルコントローラー(道具チェック係)として参加しています。

北京五輪スキージャンプ混合団体の測定をし、高梨沙羅選手他女子選手ばかり5人が失格になったことに、ミカ・ユッカラさんが関係しているのではないかと話題になっていますね。

ミカ・ユッカラさんは、とても厳格な審査をする人で有名だという話があります。

ミカ・ユッカラさんは高梨沙羅選手の審査時に通常の測定と違う測定方法を前触れなく持ち込んだといわれています。

そもそも女子選手の測定に、男性のマテリアルコントローラーが介入すること自体に非難が集まっています。

いったいどうしてその様な事態になったのでしょうか。

こうなるとミカ・ユッカラさんのプロフィールも気になってきますね!

そこで今回は「ミカ・ユッカラのプロフィール!厳しすぎる測定が高梨沙羅失格の原因?」と題して、そのあたりを調査してみましょう。

2022年2月11日追記:ミカ・ユッカラさんは女性の検査室にいたことを否定されています。この情報については記事内で補足しています。




ミカ・ユッカラのプロフィール

FIS((国際スキー連盟)のHPにはこのようなプロフィールがありました。

Name: Mika Jukkara
Date of birth: July 30, 1963
Nationality: Finland (FIN)
Residence: City of Lahti (FIN)
Married to Paeivi

名前: ミカ・ユッカラまたはミカ・ジュッカラ
生年月日:1963年7月30日
国籍:フィンランド
居住地:ラハティ市

パイヴィと結婚した、とありますので既婚者です。

ミカ・ユッカラさんは、自身も若い頃はスキージャンプの選手であり、フィンランドの国内大会に出場していました。

2007年から国際大会でも代表を務めています。

Scania(スカニア)というスウェーデンの会社(トラックやバスを作る会社)で製品マネージャーとして勤務経験があります。

FISのHPでは、ミカ・ユッカラさんを「最高の技術代表の一人であり、彼の国際的な考え方を高く評価している。彼はいつも公正で正しい方法で行動している

と紹介しています。

だとすると、今回は公正過ぎたということでしょうか。




ミカ・ユッカラの厳しすぎる測定が高梨沙羅失格の原因?

ミカ・ユッカラさんの測定で、高梨沙羅さんが今回失格となったのは事実のようです。

詳しくみていきましょう。

もともと女子個人戦では、今回失格となった団体戦スーツと同じものを着ていましたが、測定結果はOKでした。

OKを出したのは女性のマテリアルコントローラーです。

団体戦では男性であるミカ・ユッカラさんが審査に介入し、通常と違うやり方で測定したということです。

これについては3月までコントローラーを担当していたジョセフ・グラッツァーさんも以下のように批判しています。

ユッカラはある日突然、すべてを変えてコントロールしようとして、仕事を違った形で行おうとしている印象がある(東スポ・ウェブより引用)

通常の測定と違った点

性別の異なるコントローラーであった

・通常の測定では選手は腕を体から30センチほど横に向けて伸ばして待つが、団体混合の当日は腕を頭の上に置いたままだった

・通常は検査を1人で行うが、この時は3人だった




ミカ・ユッカラの厳しすぎる測定に批判が殺到

このようなミカ・ユッカラさんの審査に対して批判が殺到しています。

一番多い批判は、そもそも男性が審査すること自体がおかしい、選手のプライバシーが守られていない、というものです。

それから、審査のやり方に対する疑問の声も多く聞かれます。

通常と違う審査をする場合は事前に関係者に通知するべきだとの意見も聞かれました。

さらに、このように不正が行われたのではないかという意見もいくつかありました。

FISから、この件の説明などはされていません。

これほどの騒ぎになっているのですから、FISからは納得のいく説明を聞きたいところですね。

*追記:FISのアグニエスカ・バチコフスカ(マテリアル・コントローラー)のことばが発表されました。

「違反者は全員、スーツのサイズが大きすぎた。それも5ミリや1センチという程度でなく、もっと大幅にオーバーしていた。今年はみんな(スーツのサイズが)本当にひどかったから、それに対抗しなければならなかった。決断には一切、疑念を抱かなかった」(中日スポーツより引用)

ミカ・ユッカラさんのコメントはありませんが、FIS側の方たちはこの審査を、信念をもって適切に行ったと主張しています。

少なくともミカ・ユッカラさんだけの独断ではないようです。

抗議をしている国とFNSとの主張は一向に平行線で、変わりませんね。

近年、スキースーツに関しては各国とも規定ギリギリを攻める傾向があり、結果的にグレーな判定になってしまうことがあると聞きます。

検査を全員が受けるわけではないことも関係しています。

今後の競技のためにもそんな状況を変えたくて、あえて厳しく検査をしたということもあるかもしれませんね。

*2022年2月11日追記:ミカ・ユッカラさんはこの件に関し、自らの関与を否定されています。

 FISの動向が注目されるなかで、“渦中の身”となってしまったユッカラ氏が沈黙を破った。スキージャンプ界でも極めて厳格なジャッジをするとして知られる同氏は、ドイツの放送局『n-TV』の取材に対して「失格はすべてアガ・ボンチフスカによって行なわれたことだ」と証言。そのうえで、自らの関与を否定した。

「ある人は、私が競技中に女性の検査室にいたと嘘をついている。これは真実ではない。私は男子選手の方を検査していたから、まったく不可能なことだ。私は女子選手に対しては、何もしていない」(ザ・ダイジェストより引用)




まとめ

ミカ・ユッカラさんはフィンランド人のマテリアルコントローラー(道具チェック係)。

これまで国際大会でもマテリアルコントローラーを務めてきたプロフィールをお持ちの経験豊富な方です。

今回の北京オリンピックでは厳しい審査基準を導入し、その審査の結果スキージャンプ混合団体の高梨沙羅選手のほか、4人の女性選手が失格になりました。

審査では、女性の審査に参加したこと、通常と違うやり方を知らせずに行ったことから批判されています。

最後までお読みくださりありがとうございました。




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