第94回センバツ高校野球の出場が2022年1月28日(金)に決定しました!!
おめでとうございます!!
今回は、そんな「大島高校」についてご紹介させていただきます!
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです!!
▼この記事でわかること
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大島高校ってどこにある?どんな高校?
大島高校は、鹿児島県の奄美大島にある県立の高校で普通科の進学校です。
全校生徒数は714人となっています。(令和3年度)
地元では、大高(だいこう)と呼ばれています。(以下、大高)
1901年(明治34年)創設の歴史ある伝統校です。
普通科の偏差値は47で、鹿児島県内の公立高校では150校中43位です。
昨年(2021年)は、国公立大学に26名が合格しています。
部活動は21の運動部と10の文化部があり、盛んに活動しています。
大高には、周辺離島や遠距離通学の生徒を対象にした男子寮と女子寮がありますが、部活動ごとの寮ではなく、あくまでも、大高に通っている生徒で自宅からの通学が困難な生徒が入寮しています。
また、寮に入らず近隣で下宿生活をしている生徒もいます。
大高卒業の有名人には、衆議院議員の金子万寿夫氏と山口達也氏(アナウンサー)の2名がいます。
選挙戦ありがとうございました。
金子万寿夫へ投票お願いいたします。#金子万寿夫 #衆議院選挙#鹿児島2区 #鹿児島2区 #遊説 #街頭演説#谷山 #南薩 #奄美#政治に無関心でも無関係ではいられない#選挙に行こう #投票に行こう #衆院選#自由民主党公認 #かねこますお #金子ますお pic.twitter.com/cBbzSLzKbm— 金子万寿夫(かねこ ますお) (@kaneko_masuo) October 30, 2021
山口達也アナウンサー… pic.twitter.com/1w2xdidCFc
— ノーラン🍜 (@groovy_moon) June 22, 2018
奄美大島は、九州から南に約380㎞。
沖縄と九州の間に浮かぶ奄美群島の中で面積、人口ともに最大の島で鹿児島県に位置します。
奄美大島は周囲461.1Km、面積712.39K㎡と、沖縄本島、佐渡についで3番目に大きな島となっています。
島のゲートウェイは奄美空港と名瀬港のふたつです。
鹿児島空港から奄美空港までは約55分ほどで鹿児島港から名瀬港までは11時間ほど掛かります。
大高は、奄美大島の中心部奄美市名瀬にあります。
先日、トンガ噴火の影響で津波警報が出され1.2mの津波が観測された奄美市小湊も同じ奄美市で大高から車で20分くらいのところにあります。
離島って本当に色々と大変なんですよ!色々と、、、。(泣)
練習試合の相手だって限られてますし島外への練習試合にもそんなに頻繁には行けません。
鹿児島本土で開催される試合に行くのもほぼ船移動、船酔いなんて当たり前で試合に望むことも、、、。(絶不調で日頃の成果を出せずに試合終了もしばしば。私の経験談。)
何よりお金も掛かります。
本当に大変です!!
そんな離島から「センバツ高校野球」出場が決定した大島高校野球部、本当に凄いの一言につきます。
大島高校野球部の経歴は?
大高野球部は1973年の創部で現在、部員37人、マネージャ5人です。
大高野球部は、これまで2014年センバツに21世紀枠で春夏通じて初の甲子園に出場しました。
残念ながら初戦で、優勝した龍谷大平安に負けて敗退しました。
離島勢として初優勝を果たした春季鹿児島県大会では、全6試合中4試合でサヨナラ勝利(延長戦は3回、内、タイブレークは2回)するなど、驚異の粘り強さを発揮しました。
準決勝は夏の甲子園出場の樟南に、決勝は鹿児島城西に、ともに延長13回タイブレークでした。
大高の快進撃は、鹿児島県大会だけにとどまらず秋季九州大会でもミラクルをおこし決勝進出!
球数制限でエース大野稼頭央投手が投げられず、、、準優勝に終わってしまいました。
がしかし、九州大会準優勝ということでセンバツ大会出場がほぼ確実となりました。
【祝!優勝!】大島高校野球部 県大会優勝おめでとう! https://t.co/9beuFPJ1ek
— ディ!ウェイヴ (@d_wave777) October 13, 2021
メンバーの経歴は?
◆2021年秋季九州大会登録選手
番 | 名前 | 投打 | 学年 | 出身中学 |
1 | 大野稼頭央 | 左/左 | 2年 | 龍南 |
2 | 西田心太朗 | 右/右 | 2年 | 金久 |
3 | 田邊 瑛吉 | 右/右 | 1年 | 朝日 |
4 | 有馬 航大 | 右/左 | 1年 | 小宿 |
5 | 前山龍之助 | 右/右 | 2年 | 朝日 |
6 | 武田 涼雅 | 右/右 | 2年 | 朝日 |
7 | 青木 蓮 | 右/右 | 2年 | 朝日 |
8 | 中 優斗 | 右/左 | 2年 | 笠利 |
9 | 直江 朝日 | 左/左 | 2年 | 伊仙 |
10 | 白畑勝喜郎 | 右/右 | 2年 | 龍南 |
11 | 関凛 太朗 | 右/右 | 1年 | 朝日 |
12 | 粟飯原雄人 | 右/右 | 2年 | 園田東 |
13 | 美島 永宝 | 右/右 | 2年 | 金久 |
14 | 上原賢寿郎 | 右/右 | 2年 | 金久 |
15 | 体岡 大地 | 右/左 | 1年 | 喜界 |
16 | 屋井 智稀 | 右/右 | 2年 | 金久 |
17 | 竹山 陸斗 | 右/右 | 2年 | 赤徳 |
18 | 山下 侍真 | 右/左 | 2年 | 赤木名 |
19 | 田畑 翔琉 | 右/右 | 1年 | 金久 |
20 | 川﨑 大雅 | 右/右 | 2年 | 朝日 |
◆2019年長崎県対馬市で開催された離島甲子園に出場して活躍した奄美市選抜と龍郷町選抜の選手が主力となっています。
◆選手は、ほぼ離島出身で秋季九州大会登録選手20人中17人が奄美大島、他の2人も徳之島・喜界島の中学校出身、1人兵庫県の中学校出身がいます。
【特集】大島高校 センバツ決定
物語は3年前の秋、
奄美市にある飲食店から始まった。「カズオ、一緒に
島から甲子園に行こうー」きょうから物語の第2章が始まる。#大島高校 #センバツ #甲子園#奄美大島
特集記事はコチラ👇https://t.co/Tl62aHXsTp
— NHK鹿児島放送局 (@nhk_kagoshima) January 28, 2022
塗木哲哉監督の経歴!
野球部の監督をされているとのことで、私は勝手なイメージで体育の先生かと思っていましたが、塗木監督は数学の先生なんですね。
塗木監督の高校野球部監督の経歴は下記の通りです!
・1995年夏県大会で鹿児島南高等学校を準優勝に導く。
・志布志高等学校を第83回センバツ21世紀枠推薦校に導く。(出場はできませんで
したが)
・大島高等学校を2022年センバツ大会出場確実に導く。
県立と私立では、やはり、ハンディの差は大きいと思いますし、ましてや、離島は更にハンディがあります!
狭い島ですから練習試合の相手は限られますし、有望な選手は島外の高校へ進学することが多いですし、何より県立高校なので練習時間も限られているのではないでしょうか?
色々なハンディを乗り越えて、自力でのセンバツ出場って、本当に凄いと思います。
◆塗木監督のプロフィール
名前:塗木哲哉(ぬるき てつや)
生年月日:調査中
出身高校:鹿児島県立鶴丸高等学校(昭和61年に卒業されてるので、年齢は54歳?)
出身大学:鹿児島大学→筑波大学大学院
鶴丸高等学校の偏差値:74(2021年)優秀です‼︎
※プロフィールについては、情報が分かり次第、追記していきたいと思います!
塗木哲哉監督の指導法とは?
離島の大島を県大会で優勝させ、九州大会では、準優勝に導いた塗木監督の指導法って凄く気になりますね‼︎
チームって、やはり、監督によってガラリと変わると思うんですよね。
私自身ずっと、運動をしてきたアスリートなので監督の力って重要だと思っています。
ただ、私が学生の頃は、根性論をひたすら訴える監督もいましたが、中には、苦しい中にも楽しさを取り入れたメニューを提供してくれる監督もいました。
やはり、やる方は楽しく上手くなる方法を提供してくれる監督の方がいいですよね?
塗木監督の教えは「エンジョイングベースボールで、ピンチでもチャンスでもともかく、野球を笑顔で楽しむこと‼︎
塗木監督自身も笑顔を絶やさないようにしているそうです。
笑顔で楽しむ、これ、本当に大事なことだと思います‼︎
また、「監督から信頼されるより仲間から信頼される人になれ」という言葉を選手達に掛けているようです。
それと、「一番大事なのは集中力なので、『一球一球に集中しなさい』とは常に言っているそうです。
それでも集中力は長く続かず、せいぜい、4時間程度なので一つの課題を与えて練習を行っているそうです。
それと「やらされる練習はしない」です。
自分たちが勝ちたくてうまくなりたければ、自分たちで自発的にやると思うんです。
その内発的な動機付けを大会前や要所要所で面談し、語りかけています。
「ヒントや考える材料は与えて基本は教えても、それを身に着けていくのは生徒本人たちが練習していくしかないんです」
素晴らしい教えだと思います‼︎
塗木監督の教えから塗木監督の人柄の良さが伺えますよね!
色々なハンディがある中で、奄美大島という小さな島の公立高校を、センバツ大会確実に導いた塗木監督はやはり名将です‼︎
【大島・塗木監督の話 その①】
「きのうはバタバタでした。昼飯もとれないなかで、雨のなかの試合で体が冷えて低体温になった選手がいました。チームみんなで温泉に行って体をあたためて、ご飯を食べて洗濯をして分析をしてたら0時。15時からの試合で幸いでした」。 pic.twitter.com/JmgYIC69PT— NHK鹿児島放送局 (@nhk_kagoshima) November 7, 2021
まとめ
今回は、第94回センバツ高校野球の出場が決定した「大島高校野球部」についてご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
センバツ高校野球は、2022年3月18日(金)~3月30日(水)までの13日間の日程で開催予定です。
出場校が決まる選考委員会は1月28日(金)に行われ出場校が発表されました。
前回のセンバツは21世紀枠での出場で1回戦敗退。
その試合を当時小学校3年生だった大野稼頭央投手は、アルプススタンドから家族で声援を送っていたそうです。
その時の思いも少なからず影響していて、島から甲子園出場を目指すきっかけになったのではないでしょうか?
そして、また、今の大高野球部の姿を見て「島からも甲子園に行けるんだ!!」と夢を抱くちびっ子たちが甲子園を目指してくれることでしょう!!
そういうふうに考えると、夢って受け継がれて行くんだなと思いました‼︎
21世紀枠で出場した際に、奄美からセンバツに出ることはこの先ないだろうと、、、そんな気持ちでテレビから声援を送りました。
いい意味で期待を裏切られました。
大高野球部のみなさん、本当にすみません。(泣)
現在、コロナ感染者が増えている奄美市。
大変な中ではありますが、大島高校野球部のセンバツでの活躍を期待しています!
本日は、最後までご覧いただきありがとうございました。